『 クローバーフィールド/HAKAISHA 』 ( 2008・米 )

◆ クローバーフィールド/HAKAISHA  ( 2008年・アメリカ )

 監督:マット・リーヴス

 出演:マイケル・スタール=デヴィッド、ジェシカ・ルーカス、T・J・ミラー、リジーキャプラン

     オデット・ユーストマン、マイク・ヴォーゲル 他

 評価…★★☆☆☆

     

<あらすじ>

その夜、ニューヨーク・マンハッタンの高級アパートの一室で、ロブの日本への栄転のお祝いと送別を兼ねたサプライズパーティーが開かれていた。主催者はロブの兄ジェイソンとその恋人リリーだ。リリーの発案によりパーティーの一部始終がビデオで録画されることになり、ロブの友人・ハッドがその役目を請け負っていた。

しかし、盛り上がるパーティーの中、主役のロブは浮かない顔だった。それは恋人になろうとしていたベスとの関係がうまく行っていないからだった。そんな中、外から突然爆音が聞こえてくる。驚いたロブたちが窓から外を見ると街の一部が爆発し炎上している。そして、状況を把握する間もなく、異常事態はパーティー会場であるアパートにも及んできた。パニック状態になりながら外へ逃げ出した彼らの目に映ったのは信じ難い光景だった。

得体の知れない巨大生物が街中で暴れているのだ。地球上の生物では有り得ないそいつは、建物を破壊し、人間を喰らっていた。そして、そいつの体からまた新たな怪物が発生し、人々を襲い、街はあっという間にパニック状態になった。たまたまビデオカメラを手にしていたハッドは使命感にかられ、その一部始終を映像におさめることを決意する。

そして、ロブは愛するベスが危機にあるのを知り、怪物が暴れる危険地域に助けに行こうとするが…。


うーん…、これ前評判が高過ぎじゃないか? いや、ジャンル映画としては悪くはないよ。悪くはないんだが、どう考えてもこれB級以下映画だよね。低予算で作ってるなら評価できるが金かけて作ってるのなら、はぁ???って感じだ。

怪物の造型とか設定とかは悪くないんだが、素人のホームビデオによる撮影っていう設定が私はまずダメだったね。最初の方が冗長過ぎるし、素人の撮影にしては不自然過ぎる。てか、そもそも、あんな命がけで撮影しねーだろう。で、時折はさみこまれる上書きし損ねたベスとロブのデート映像がまたうざったい。悲惨な現実と平和で幸せだった過去の対比っていうのが見え見えで全然感心しない。あと素人のハンディビデオによる撮影を強調する形で手ブレ映像とかが結構あって、これがまた評価を高くしてるらしいが私には全然でしたね。映像酔いするらしいですが、そんなことは全くなかったです。イラッとするだけでした。