チャールズ・ブコウスキー生誕100周年

今日はチャールズ・ブコウスキーの誕生日なんだそうですね。

何か意外と夏が似合う感じがするのは文体のせいかな。

ホラー、ミステリ、SF、時代小説といったジャンル小説ばかり読む私の数少ないジャンル外の好きな作家です。(でも読んだきっかけは筒井康隆のエッセイだったような気がする……。大昔のことで記憶が定かではないけど^^;)

 

もう現代ではこんな無頼な作家は存在し得ないだろうなと思う経歴と行動、そしてそれに基づいた作品群が何とも言えず魅力的なんですよね。

ああ、でも日本ではあまりいないけど、アメリカでは全然違う職種に就いてた人が作家になるって今でも結構あるな。特にミステリ系には多い気がする。

日本では西村賢太氏くらいしか思いつかないな。ちなみに彼もまあ無頼は無頼だが、スケールが小さいし、ウェットな感じがするし、何より女性に対するあれこれでブコウスキーには遠く及ばないんだよね^^;

 

一番のおすすめはやっぱり『町でいちばんの美女 』かな。多種多様な短編が収録されていて読みやすいし、ブコウスキーの魅力が存分に味わえます。

あと、個人的にこの題名がとても好き^^

町でいちばんの美女 (新潮文庫)

町でいちばんの美女 (新潮文庫)

 

 

あとはやっぱりエッセイ集の『死をポケットに入れて 』と『勝手に生きろ! 

』かな。ブコウスキーは作品も本人も面白いので両方読んでほしい。

 

死をポケットに入れて (河出文庫)
 

 

勝手に生きろ! (河出文庫)

勝手に生きろ! (河出文庫)