読書記録:SF・ファンタジー

『 NOVA 1 』 大森 望 編

◆ NOVA 1---書き下ろし日本SFコレクション 大森 望 編 ( 河出文庫 ) \998 評価…★★★★☆ <作品紹介> 「 オリジナル・アンソロジー『 NOVA 』 開幕編となる本書では、2010年代の日本SFの中軸を担うべき作家たちに新作を依頼し、それぞれの書き手が …

『 銀天公社の偽月 』 椎名 誠

◆ 銀天公社の偽月 椎名 誠 ( 新潮文庫 ) \380 評価…★★★☆☆ <作品紹介> 脂まじりの雨が降る街を、巨大でいびつな銀色の月が照らしだす。銀天公社の作業員が、この人工の月を浮かべるために、月に添って動くゴンドラで働いている。そこは知り玉が常に監視し、…

『 半魔 』 黒武 洋

◆ 半魔 ( 徳間文庫 ) \920 評価…★★☆☆☆ <あらすじ> 真面目で優等生タイプの女子高生陽子は、17歳の誕生日の日に自分でも説明できないような衝動に駆られて、生まれて初めて学校をサボってしまった。しかし、特にしたいことがあるわけでもなく、憂鬱な気持…

『 レイコちゃんと蒲鉾工場 』 北野 勇作

◆ レイコちゃんと蒲鉾工場 北野 勇作 ( 光文社文庫 ) \560 評価…★★★★☆ <あらすじ> 蒲鉾工場に勤めている甘酢くんは入社してから日が浅く、社内のことや扱っている商品である蒲鉾についてもわからないことが多いのだが、下っ端ゆえに様々な仕事を押し付けら…

『 電脳娼婦 』 森 奈津子

◆ 電脳娼婦 森 奈津子 (徳間文庫) ¥620 評価…★★★☆☆ <作品紹介> 私はどことも知れないマンションの一室のような部屋で暮らしている。その部屋には私には開けることのできないドアと窓があり、窓に映る風景は毎日変わる。それは偽りの映像だからだ。そして…

『 メキシコ人はなぜハゲないし、死なないのか 』 明川 哲也

◆ メキシコ人はなぜハゲないし、死なないのか 明川 哲也 (文春文庫) \1,000 評価…★★★☆☆ <あらすじ> 人生に行き詰ってしまった料理人・タカハシは、自殺の寸前、不思議なネズミたちに命を救われた。ネズミたちは世界で最も低い自殺率のメキシコには、人を死…

『 影が行く―ホラーSF傑作選 』 中村 融 編・訳

◆ 影が行く―ホラーSF傑作選 中村 融 編・訳 (創元SF文庫) ¥1,050 評価…★★★★★ <作品紹介> 末知に直面した時、好奇心と同時に人間の心に呼びさまされるもの――それが恐怖である。その根源に迫る古今の名作ホラーSFを日本オリジナル編集で贈る。閉ざされた南…

『さくらインテリーズ 』 戸梶 圭太

◆ さくらインテリーズ 戸梶 圭太 (ハヤカワ文庫JA) ¥798 評価…★★★★☆ <作品紹介> さくら児童公園に住み着いたホームレスのうち、元中学教師の高木、元図書館司書の鳥越、元考古学者の藤守、元一流企業社員の安藤、元公務員の山根の五人は、世代や学歴、知…

『ウニバーサル・スタジオ』 北野 勇作

◆ウニバーサル・スタジオ 北野 勇作 (ハヤカワ文庫JA) ¥651 評価…★★☆☆☆ <作品紹介> ここはウニバーサル・スタジオ。大阪をテーマにした楽しいアトラクションがあなたをお待ちしています。巨大タコが襲う水上バスの刺激的なライド、四天王寺の亀の池ではカ…

『からくりアンモラル 』 森 奈津子

◆ からくりアンモラル (ハヤカワ文庫JA) 森 奈津子 (ハヤカワ文庫JA ) ¥777 評価…★★★★☆ <作品紹介> 秋月と春菜の姉妹は共に愛らしく聡明だが性格は対照的だ。姉の秋月は小悪魔的、妹の春菜は優等生。そんな二人の性格の違いはそれそれがクリスマスに贈ら…

『月光とアムネジア』 牧野 修

◆月光とアムネジア 牧野 修 (ハヤカワ文庫JA) ¥630 評価…★★★☆☆ <あらすじ> 漆他山はアガタ原中県警の優秀な刑事だったが<レーテ>に巻き込まれて、既に半年も入院生活を送っていた。<レーテ>とは、ある日突然、直径数キロから数十キロにわたって人間の…

『どーなつ』 北野 勇作

◆どーなつ 北野 勇作 (ハヤカワ文庫) ¥693 評価…★★★★☆ <あらすじ> 『ここ』は半径5kmたらずのほぼ円形の土地。黒いもやのようなものに覆われ、円の外側からは観測も侵入も不能なその土地は、戦争中のある日忽然と発生したため『爆心地』などとも呼ば…

『モロー博士の島』 H・G・ウェルズ

(2005年7月読了分。感想などは当時のもの) ◆モロー博士の島 H・G・ウェルズ (創元SF文庫) ¥567 評価…★★★★★ <内容紹介> 海難事故に遭ったエドワードは貨物船に救われ、同乗していたモンゴメリーから手当てを受ける。彼はこの船に各種の動物を乗せて…