*読書記録:時代小説

『あした 慶次郎縁側日記』 北原 亞以子

あした 慶次郎縁側日記 (新潮文庫)◆ あした 慶次郎縁側日記 (新潮文庫) 北原 亞以子 ¥590評価…★★★☆☆<作品紹介> 泥棒長屋に流れ着いた老婆の悲しみが、出世にとことん無欲だった若き慶次郎の思いと交わる表題作「 あした 」。無精な夫を捨てた、髪結い…

『 屋烏 』 乙川 優三郎 

◆ 屋烏 (講談社文庫) ¥520 評価…★★★★☆ <作品紹介> 揺枝( ゆえ )が16の歳に勘定奉行の父は政変に巻き込まれ横死を遂げた。母はその5年前に既に他界し、跡目を継ぐ長男である弟はわずか8歳。他に家族もない以上、実質的な当主の役目を果たすのは揺枝…

『 江戸群盗伝 』 半村 良 

◆ 江戸群盗伝 (集英社文庫) 半村 良 ¥600 評価…★★★☆☆<作品紹介> 天保の時代、江戸の町人たちは義理と人情を重んじていた。裏社会の闇に生きる盗賊たちも例外ではない。狙う相手は、不正に蓄財する大商人に、鼻持ちならない大名たち。様々な技を駆使し、人…

 『玄冶店の女』 宇江佐 真理

◆ 玄冶店の女 宇江佐 真理 (幻冬舎文庫) ¥600 評価…★★★☆☆<作品紹介> 日本橋の玄冶店と呼ばれる路地で小間物屋を営むお玉は元花魁。身請けされた旦那と縁が切れた矢先、芸妓屋の顔見知りの娘が通う手習い所の師範・青木陽蔵に出会う。その清廉な人柄に…

『 パンク侍、斬られて候 』

◆パンク侍、斬られて候 (角川文庫) ¥660評価…★★★★★<内容紹介> 時は江戸時代。とある街道沿いの茶店の前で休む巡礼らしい盲目の娘と老父。その前に歩み寄った牢人は、にた、と笑うやいなや父親の方を斬り捨てる。 その凶行の理由を問い詰めたその地( …