*著者名:か行

『あした 慶次郎縁側日記』 北原 亞以子

あした 慶次郎縁側日記 (新潮文庫)◆ あした 慶次郎縁側日記 (新潮文庫) 北原 亞以子 ¥590評価…★★★☆☆<作品紹介> 泥棒長屋に流れ着いた老婆の悲しみが、出世にとことん無欲だった若き慶次郎の思いと交わる表題作「 あした 」。無精な夫を捨てた、髪結い…

『 一九三四年冬 ― 乱歩 』 久世 光彦

◆ 一九三四年冬―乱歩 (新潮文庫) 久世 光彦 ¥500 評価…★★★★☆<あらすじ> 1934年、昭和9年冬、40歳になったばかりの江戸川乱歩は、鳴り物入りで始まった連載小説 『 悪霊 』 に行き詰まり、どうにも追い詰められた気持ちのまま家を出て、とりあえ…

『 乳と卵 』 川上 未映子

◆ 乳と卵(らん) 川上 未映子 ( 文春文庫 ) \400 評価…★★★☆☆ <作品紹介> 娘の緑子を連れて大阪から上京してきた姉でホステスの巻子。巻子は豊胸手術を受けることに取り憑かれている。緑子は言葉を発することを拒否し、ノートに言葉を書き連ねる。夏の三日間…

1月は行く

2月は逃げる、3月は去る…って、何年言い続けてんだって感じですが、今年も気付いたら、1月はとっくに行ってしまい、2月もはや逃げていこうとしております(>_ まあ、私にしてはバタバタしていたとは言え、正月休みの遅れを取り戻すべく本も読み、DVDも…

『ゾディアック』 ロバート・グレイスミス

◆ ゾディアック ロバート・グレイスミス/イシイ シノブ 訳 (ヴィレッジブックス文庫) ¥893 評価…★★★★☆ <作品紹介> 60年代後半、全米を恐怖におとしいれた連続殺人鬼がいる―その名はゾディアック。 殺害方法の残忍さと多様さもさることながら、暗号を使…

『ファンハウス』 ディーン・R. クーンツ

◆ ファンハウス (扶桑社ミステリー) ディーン・R. クーンツ/風間 賢二 訳 ¥550 評価…★★☆☆☆ <あらすじ> その夜、20歳のエレンはある決意を胸に秘めてしきりと酒を流し込んでいた。彼女はそんなに酒は飲めないのだが、計画を実行するためにはどうしても…

『「狂い」の構造』 春日 武彦・平山 夢明

◆「狂い」の構造 (扶桑社新書) 春日 武彦・平山 夢明 (扶桑社新書) ¥756 評価…★★★★★<内容紹介> 異常天才小説家・平山夢明と異常心理を探求する精神科医・春日武彦。この2人が、伝説的な猟奇殺人事件から引きこもり給食費未払いまで、さまざまな事件や…