2日遅れですが…【 訃報 】J・G・バラード氏死去

うっかり見落としてましたが、J.G.バラード氏が亡くなってたんですねぇー。 クラークとかアップダイクの時と比べると扱いが不当に小さい気がするけど、こんなものなのだろうか…。 しかし、ほんと最近訃報多過ぎませんか?(T_T) クラークに続き、バラードって、SF界の巨匠が死神に狙われてるのか? とか思っちゃういますよねぇ…。 すると次はブラッドベリあたりか? って、年齢的にシャレにならない発言かな(>_<) 優れた作家の方には、できるだけ長生きして頂き、書き続けて頂きたいものです。まぁ、そういうのは読者のわがままかもしれませんがねぇ…。 ご冥福をお祈りします。

 

 


で、例によってネットニュースの記事を以下に貼り付けておきます。 これは4/20付けのinfoseekニュース。

英SF作家のJ・G・バラード氏が死去   英作家J・G・バラードさんが19日、ロンドンの自宅で死去した。78歳だった。代理人によると、前立腺がんを患っていたという。 バラードさんは、第2次世界大戦中だった子ども時代、両親とともに上海の日本軍の捕虜収容所に抑留された。その体験を基に書いた 「 太陽の帝国 」 は、スティーブン・スピルバーグ監督によって映画化された。 また、自動車事故によって性的興奮を得る人々を描いた問題作 「 クラッシュ 」 も、デビッド・クローネンバーグ監督によって映画化されている。 そのほか、50年以上に及んだキャリアの中で、 「 沈んだ世界 」や 「 コカイン・ナイト 」 など、多くのSF小説を残した。  

 

※上掲の記事中の 『 コカイン・ナイト 』  は、どう考えてもSFじゃないと思います(-_-)b  ミステリとかサスペンスといった感じの話でした。

 

いやー、でもショックですわ。 映画 『 クラッシュ 』 を見て、これ原作読みたい! と思ってたら、幸運にも直後に文庫化されて、喜び勇んで読んだものの、まだ原作の感想をアップしていなかったのに…(/_;)

って、考えてみると既に一年以上前のことだな、それ…。 どんだけ感想書きかけて放置してるか改めて実感(-"-;)

えーと、気力があれば、いつの日かアップしますが、とりあえず下にリンクだけf^_^;)

 

映画とはかなり趣が違って、映画とは別の意味で刺激的な作品でした。 いや、おそらく内包するものは同じなんだけど、映像だと表層に目がいってしまうのでね。 特にこれは刺激的なテーマであるし。この作品は原作を読んでから映画を見た方がいいかもしれないですね。

クラッシュ (創元SF文庫)

クラッシュ (創元SF文庫)