『これぞ日本の日本人』 松尾 スズキ

これぞ日本の日本人 (光文社知恵の森文庫) ¥580  評価…★★★☆☆ <作品紹介> 「『それじゃあそういったことで』。私の好きな言葉である。」「よくわからないがとりあえず私は誰にでも頭を下げる。」「人はなぜ『ソバを食おう』とソバ屋に入ってカレーを食ってしまうのか」(本文より)――日本人ってどうなのさ! 我々日本人が見過ごし続ける日本的日常を鋭くえぐる、真実の探求者・松尾スズキのエッセイの金字塔。 (文庫裏表紙紹介文より)
5月に買ったのに読むの忘れてた…。まぁ、私の中では「電車移動用の本」という程度の位置づけだからね。公共交通機関利用が少ないと手にも取らないわけですわ^^; いや、相変わらずの松尾スズキ世界で面白いことは面白いですよ。表現とか視点は面白いし共感できる。ただ突出したものはなかったな。 しかし、本書に収録されている文章の大半が2000年前後に書かれたものなんだけど、実際以上に昔のことが書かれている気がするのに驚いた。ほんとに今や3年ひと昔ですねぇ。その古さが却って面白いところもあったけど、時事ネタが豊富に含まれる文章ってやっぱり微妙だなぁと思いました。 ちなみに、本書には著者のイラストがカラー口絵で収録されていて、これはちょっとお得かもしれません。この人ほんとに多才だよな。