『SAW3』 (2006年・米)

ソウ3  (2006年・アメリカ)  監督:ダーレン・リン・バウズマン/出演:トビン・ベルアンガス・マクファーデンディナ・メイヤーバハー・スーメク、ショウニー・スミス他  評価…★★☆☆☆ ※以下ネタバレ有り※
※※※今回はただの悪口雑言です。それでも良いという方だけお読み下さい※※※ もう、あらすじ書く気もしないよ。何これ。つまんねぇ。何のつもりだ。『SAW』の素晴らしさ、その素晴らしさを損なわないレベルには達していた続編『SAW2』の頑張りが台無しだよ。 そのダメさ加減を詳述する気にもなれないぐらいがっかり。うーん、でも、いつの日か書くとか言ってたら多分書かないから一応少しは書いておくか。(もしかして、気が向いたらいつの日か詳細を書くかもしれませぬ) まず、最初に刑事・ケリーが殺されるところから、何だと?です。酸に手突っ込んで鍵取ったのに、あんな最期!? 何かの間違いかと思って見てたけど、その他も同様だったし。もう、これで見る気なくすよね。まぁ、見たけど。 ジグソウとその継承者候補アマンダのやり方の違いを明らかにするためなんだと言うことはわかるんですけど、そんなの見たくないんですよ。後継者試験も人間模様も瀕死のジグソウも見たくない。私はジグソウのよく考え抜かれた残酷なゲームが見たいんだ。単なるグロシーンが見たければもっと楽しいスプラッタを見るよ。 あと、元々ジグソウに余り共感は持ってないのだが、今回の「私は人殺しは嫌いだ」発言には呆れ返ったね。どんな理由があろうがルールが設定されていようがお前は人殺しだよ。もう脳味噌死んでんじゃねぇか?こういう意味のわからない倫理観みたいのを振りかざす輩の自己満足によるグロ映像を見るより、己の欲望に忠実なレザー・フェイスとその一家の残虐性を見る方がよっぽどマシだよ。 あと、ジェフだっけ?女医リンの夫。お前はニワトリか。学習機能は母親の腹の中に置いてきたのか?全くどんだけ愚かなんだよ。お前みたいなヤツはさっさと死んじまえ。 ……と悪口雑言を書いてきましたが、あと最低2作は続編あるらしいですね。絶対見ない。私はやみくもに続編を批判するタイプではなく、面白い映画の続編は勢いが落ちるとしてもやっぱり見たいと思う人なんですが、『SAW』に関してはもう絶対ダメだね。そもそも、脳腫瘍(だったっけ?)で瀕死の犯人ってとこが魅力だったのに、やたら長生きさせる時点で終わってるよ。最初の作品の時点で瀕死のジジイの割にはめちゃくちゃ元気じゃねぇかとは思っていたけど、それは燃え尽きる前の最後の炎的な感じで、まぁ許せたんだよ。2作目も、意外な後継者ってんで、まぁ許せた。でも、今回はダメだろ。アウトですよ。あんな状況で脳外科手術なんて有り得ねぇし、それに持ちこたえるジジイも有り得ねぇよ。荒唐無稽や突飛な設定は嫌いじゃなく、むしろ好きなんだが、前者なら徹頭徹尾そうしろ、後者なら他の部分はリアルに徹しろ。ここは譲れねぇな。 あ、最後にこれはお断りしておかなければ。散々文句言ってる割に星を2つつけているのは、あの『SAW』の続編だと思わなければ悪くはない出来だからです。緊迫感もあるし、残虐シーンもあるし、最後に仕掛けもある(見え透いてるけど)しね。腹を立てながらも最後まで見られる出来ではあったのですよ。 今回は終始べらんめえ口調でお送りしたことをお詫び申し上げますm(_ _)m