【訃報】作家・西村寿行氏逝去

西村寿行さんが肝不全のため亡くなられたそうです。享年76歳。


以下、8月27日配信の時事通信の記事を貼り付けさせて頂きます。

 バイオレンス小説や社会派ミステリーで人気を誇った作家の西村寿行(にしむら・じゅこう、本名としゆき)氏が23日、肝不全のため東京都内の自宅で死去した。76歳。高松市出身。葬儀・告別式は近親者のみで済ませた。

 瀬戸内海の小島の網元の家に生まれ、新聞記者、運転手、飲食店経営など多くの職を経て、1969年、オール読物新人賞の佳作に入った「犬鷲」で作家デビュー。映画化された「君よ憤怒の河を渉れ」「化石の荒野」など、暴力と復讐(ふくしゅう)の連鎖を過激な性描写とともに描く作風で人気を得た。

 バイオレンスもの以外にも、狩猟経験などを元に描いた「犬笛」、医療業界の乱脈を暴く社会派ミステリーの「安楽死」など、作品は幅広く、「咆哮(ほうこう)は消えた」など3作品は直木賞候補にもなった。79年には高額所得者番付の作家部門で1位に。テレビドラマ化された作品も多い。兄は作家の西村望(ぼう)さん。 

私は残念ながら最盛期には作品に触れることができず、氏の代表作とされるものを全く読んだことがないんですよね。最近かなり文庫が復刊されてきていたので読んでみようかなと思っていたところでした。

数冊読んだ著作からすると、元祖・エロ鬼畜系というのが私のイメージ(性的異常者の描写とか物凄いんですよ…)なんですが社会派の作品も描かれているのですねぇ。やはり読まなければ。

ご冥福をお祈り致します