踊るダメ人間

それは私(T_T)

趣味嗜好が非常に似通っていると以前から思っている方のブログを読んでいると、丸谷氏逝去に関しての記事があり、そのショックの受け具合が私と似通っていると思うとともに、その表現に我が意を得たり!と感激して紹介させて頂こうと思ったのですが、同時に自分のダメさ加減にも気づきました。


私ときたら、お悔やみの一言も書いてやしねぇ!!

いや、実は記事を書き始めたときには、書かねばと思っていたのです。

でも、余りにショックだったというか、どうしてもその事実を認めたくない気持ちがあって、書きたくないというか書けないというか、ありきたりな言葉で書くのもどうなのかと思ったりしていて……結果、何も書かずに終わってしまっていたという…(>_<)

というわけで、今さらながらですが、丸谷氏のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

ちなみに、私の感激した表現はこれです。

「 そっかー明日からは丸谷才一のいない世界を生きていかなくちゃいけないんだなあ。そう思うだけで、がっくりだ。 」

まさに私の感じているそのままだと思いました。

他の大作家の訃報に接した際にも感じた思いですが、ある種の偉大な方って、その人が同時代に生きているということ自体に何か安心感みたいなものがあるんですよね。

その方を永遠に失ったと知ったときの表現のしようもない喪失感。

書物を通してしか存じ上げないし、それらに接することもそんなに頻繁なわけではないのですが、ほんとにその存在そのものが重要というか。

単なる一介の主婦である私がこんなことをいうのもおかしいと思いますが、丸谷さんがいらっしゃる限り日本語は大丈夫とか文壇は大丈夫とか、何かそんな感じがあるんですよね。

いや、あったんですよね、か。はあ…(/_;)