『狼男 BIG BAD WOLF 』（ 2006・米）

◆　狼男　（　2006年・アメリカ）監督：ランス・W・ドレセン出演：リチャード・タイソン、トレバー・デューク、キンバリー・J・ブラウン、サラ・アルドリッチ、クリストファー・シャイアー他　評価…★★★☆☆ ＜あらすじ＞大学生のデレクはどちらかというとイケてないグループの青年で、学校でもパっとしないし、プライベートでも粗暴なタイプの義父と折り合いが悪く、冴えない日々を過ごしていた。しかし、義父の所有する山小屋を宿泊場所に提供するという条件で、同級生のグループ旅行に加えてもらえることになる。ただし、そのテの男女混合グループでの旅行にシングルでの参加はできないので、デレクが唯一仲良くしているサマンサに無理に頼み込んで同行してもらう。彼女は気弱なタイプのデレクとは違って、ちょっと個性的な趣味と言動で同じく外れ者なのだ。お決まりの小競り合いなどはありつつも、それなりに楽しい時間を過ごしていたデレクたちだったが、そのうち小屋の外から妙な声が響いてくるのに気付く。正体を確かめようとしたデレクたちの前に現れたのは人とも獣ともつかない怪物……いわゆる狼男としか言えない存在だった。おぞましい姿のそいつは同時に凶暴でもあり、信じられない光景に怯え惑う若者達は次々と餌食になっていく。デレクとサマンサは何とか逃げ延びたものの、当然彼らの主張する「狼男犯人説」が周囲に受け入れられるわけもない。何とか真実を伝えたい２人は「狼男」の正体を突き止めようとする。そして、調べていくうちに意外なところから怪しい人物が浮上してくる。それはデレクの義父だった。彼は友人だったデレクの実父が不慮の死を遂げた後にデレクの実母に強引に迫り、再婚に至ったという人物なのだが、実はその実父の死にも不審な点があったのだ。そして、デレクたちの調べが進むにつれ、義父はその凶暴な素顔を明らかにしはじめ、ついには実父の死の事実を知る関係者が無残な死を遂げる。そして、魔の手はとうとうデレクたちにも及び……。 ※このあらすじは凄い昔の記憶を引っ張り出しただけで書いております。　　記憶違いや事実誤認等あるかもしれませんm(_ _)m
※以下ネタバレ有り※ いやぁ、何というか様々な点で凄いひどいんですけど、妙に面白いんですよね、これ^^; 設定がムチャな上にロクに説明もないし、登場人物の言動もむちゃくちゃだし、緊張感もないし、狼男の造型のひどいし、ムダに下品だし、ヒロインが全然かわいくない上にスタイルも悪いのに露出もしないし、そのくせ皆に軽んじられてる軟弱なダメ男という設定の主人公の青年は長身で金髪のイケメン（ヒロインよりこのコの方が確実にキレイな顔^^; ）だし。突っ込みどころが多過ぎてどうしたらよいのかわからないけど、とにかくミッチは何者なのかしら？ＤＮＡ検査をしたら人と犬の遺伝子が混在って言われてもねぇ…。あ、そうそう、この狼男ってのを証明するためにＤＮＡ検査をするってのも実に斬新でしたが、そのＤＮＡを採取するためにヒロインが主人公＝ただの友達という立場だけど、お互い憎からず思っているの義父であるミッチにブロウジョブを行ったのには驚きでしたわ(@_@;) 主人公の自宅で、主人公は階下にいるというのに。させる方もさせる方、する方もする方。逃げられない状況とも思えないし、っていうか、そもそも何故主人公の自宅で、本人も在宅なのにヒロインが証拠集めをしなきゃいけないんだ（-"-;) （ 09年6月鑑賞分）