『最終絶叫計画 4』 (2006・米)

最終絶叫計画 4 (2006年・アメリカ)

 監督:デビット・ザッカー

 出演:アンナ・ファリス、クレイグ・ビアーコ、レスリー・ニールセン

 評価…★★★☆☆

<作品紹介>

有名ホラー映画のパロディを主軸に様々なパロディと低俗で低級なギャグを詰め込んだ人気シリーズの第四作。

今回ストーリーの下敷きになっている主な映画は 『 宇宙戦争 』、 『 THE JUON 呪怨 』、『 SAW 』、『 ヴィレッジ 』 といったところ。 本作ラストには「え、こんなのもパロっちゃうの!?」とちょっと驚いてしまう映像もある。

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なんか凄くおざなりな作品紹介ですが、そんなに一生懸命説明するような映画でもないしねぇ。でも、今回は前3作に比べて随分ちゃんと映画してます。一応ストーリーがあるし、映像も結構お金かかってそうなちゃんとした仕上がり。パロディ抜きに単なるコメディとして見ても面白い…は言い過ぎかな^^;


でも、なかなかよく出来てたと思いますよ。私は今回はメインになってる『 宇宙戦争 』も『 THE JUON 呪怨 』もちゃんと見たことないけど楽しめましたもの。でも、これはもはや『絶叫計画』じゃないよね。ホラー風味なさ過ぎだもん。まぁ、アンナ・ファリスがかわいいから何でもいいや^^;

本作のギャグは基本的に小学生のセンスで、下ネタでもセクシャルじゃない方がメインでちょっと閉口しましたが、パロディ部分は大体面白かったですね。しかし、日本企業名だの日本食名だのの名詞だけを羅列した日本語会話は日本の観客に向けてのサービスなのか?あのシーンは日本語わかんないと全然面白くないよね。まぁ、わかっても大して面白くはないけど一応ギャグなんだということは理解できる^^;

あとは、ちっちゃいジグソウがかわいかった^^; ちなみにジグソウが実は侵略してきた異星人という設定なんだけど、最後に和解して侵略行為を詫びるところがおかしかったですね。きちんと謝りなさいといわれて、「虐殺してごめんなさい」てなことを言うのです^^;

おっと、忘れるところだった。ラストの衝撃映像(笑)について一応言及しておかねば。

えー、本家『 宇宙戦争 』の主役であるトム・クルーズがここ最近アタマの調律がちょっと狂ってるのではないかということは有名ですよね。そのトムがあるトーク番組に出た際の奇行を思いっきりパロってるんです。しかも、役名がトムだし…(*_*) これはちょっと悪気に溢れすぎだろう…。大丈夫なのかしら?

大丈夫かといえば、宇宙人の攻撃から避難中のトムの娘に声をかけるマイケル・ジャクソンにしか見えない人のシーンも凄くまずいんでは…。(男の子を数人侍らせたその人物が「大丈夫だよ、僕のところにおいで」と声をかけると、男の子たちが一斉に泣きそうな顔でかぶりをふるんです…。そして、それに気付かず「弟はいるかい?」と声をかける彼(-"-;)

そうそう、この娘さんは『サウスパーク』のケニー並にしょっちゅうひどい目(ふつうなら死ぬような状況も多々)に遭いつつも復元してるんですが、アメリカ人はこのテのギャグはありなんですね。子供が死ぬシーンや何かには異常にうるさいのに、よくわからん人たちだ。