『やさぐれぱんだ』 山賊

やさぐれぱんだ (1)   山賊 (小学館文庫) ¥540  評価…★★★★☆ <作品紹介> この笑い、シロか? クロか? 人気サイト「山賊UNDERGROUND」から生まれた21世紀型不条理コントマンガで、実写化も実現した注目の話題作。「笹なんて食ってられない」という類を見ないぱんだがボケたり、つっこんだり……。ひねくれていて、ぶっきらぼう、そしてやる気のない脱力系ぱんだと少年の掛け合いに思わず失笑。一度読んだら、今までにない新しいタイプの笑いにハマる人が続出! 本書のために書き下ろしたネタも収録。 (文庫裏表紙紹介文)
いやあ、流行ってますねぇ。WEBコミックの書籍化。そして、それがもう文庫にまでなるなんて。世の中なんか凄いことになってますねぇ。 …と言いつつ、実は私もたまに読んでます^^; 続きものは多分ムリですが、1話1P単位のまんがだとOKなのですね。割とちょくちょく読ませて頂いてるところは、いまや書籍の方が売れに売れて飛ぶ鳥落とす感じなんで何か名前出しづらいのですが、まぁ、こちらとかこちらとかです。あとは、 うえやま洋介犬氏の恐怖漫画ブログ「誘拐犯」 とか。(開くといきなりグロい絵が出てくる可能性があります。ご注意!) こちらも書籍(『誘怪犯』)になりましたが、ジャンルがジャンルなんで残念ながらさほどの騒ぎにはなってませんね^^; この方はプロの漫画家さんの割には余り絵がお上手ではないのですが、それ故の迫力もあってなかなか面白いですよ。更新頻度も高いし。 で、紹介しております本書の元サイト(変な言い方?)もたまに見てましたが、こちらは何というか非常にゆるーい薄ーい感じなんですね。先に紹介した三者は全てそれぞれ違う感じで濃いのと好対照です。ちなみに山賊さん(すげぇ違和感のある呼び方^^;)だけ本業が明らかではないのですが絵は非常に上手いです。イラストレーターとかオシャレ漫画系の上手さ。それで内容は脱力。このバランスがいい。そういうまんがなので文章で面白さを説明するのはムリなので、ぜひ読んでみて頂きたいですね。 ちなみに、登場動物であるパンダ氏はやさぐれてるというよりは硬派風味な感じです。一例を以下に紹介。(作品名「おとこなき」より) 「ぱんださんには鳴き声とかないんすか?」 「ああん?」 「ほら、犬だったらワンワン、猫だったらニャーニャーみたいな」 「ばか野郎おめえ、男が泣いていいのは生まれた時と親が死んだ時だけでぇ」 「今はそういう話してるんじゃないですよ」 「あ、そ」