『ひとりで生きるモン! (2)』 西 炯子

(7月読了分) ひとりで生きるモン! (2)  西 炯子 (徳間書店) ¥690  評価…★★★☆☆ <内容紹介> 時事モンダイから哲学までぶった切り!? 4コマの即興詩人・西炯子が迷える人々の人生を指南!! 女子高生からアキバ系男子まで必読の大人気4コマ第2弾! (コミックス帯の紹介文より)
前作から3年以上の時を経ての第2巻。まぁ、主な発表媒体が発表媒体ですからねぇ(何と小学館パレット文庫のしおりなんですよ)。そして、1年以上前に発売されていたのに今日まで私が全く気付かなかったのは多分陳列位置のせい。どうやらBL系のとこにおいてあるみたいなんですよ、コレ。今回見つけたのはほんと僥倖でした。 関係ないけど、私の行きつけの近所の本屋はカルト系コミック(青林堂とか大田出版とか)を萌え系コミックと18禁コミックの棚に挟まれた角の狭い棚に置いてあって、これは結構困ります。いや、私はいいんですけど、私がそこに佇んでると微妙に営業妨害な気がするんですよね。レンタルショップの18禁コーナーにいる時と同様の気まずさ。別に私は冷やかしとかでいるわけじゃないので気にしないでほしいと思うんですが、男子って意外とナーバスなんですよね。何かもっとポジティブに「こんなとこに来やがって、この好きモノ女め」とでも勝手に妄想膨らませてくれてれば八方丸く収まるのにねぇ。 ああ、すいません、何か凄い話がそれました。 えーと、本作は一応2巻ということになってますが、前作からの引継ぎ的なものは全くなし。キャラもほとんどかぶってない。まぁ、それは別にいいんですが、虚心に見ても残念ながら前作を超えるものはないんですね。もちろん、どれも水準以上に面白いんですけど、やっぱり森川さんや中島くんを超えるものを期待してしまうので、ちょっと残念でした。個人的に好きなのは『セクハラ部長』『人間大辞典』とかかな。小ネタで好きなのは色々ありますが前作ほど衝撃的なものはないなぁ。あ、『中島の風』の「間違ったやり方だけど、もんのすげー気持ちいい○慰」(※主体は男性)の方法は凄く気になる^^; 今回、文章で紹介しにくいんだけど、その中で何とか伝わりそうなのを以下に紹介。 商店街で福引をする男。 「はい、大当たりー!三等ー、執行猶予三年ー!」 「えっ。─── は?」 「いらないの?いらないなら、しまっちゃうけど…」 「あ、いや…、その…、待って!なんか待ってっ!」 有り得ない状況だけど何かわかるよね。多分自分も同じ反応をするだろうな^^; しかし、この福引の一等は何なんだろう…。逆転無罪とか?良すぎるか?