『種(しゅ) その2』(1998年・米)

(※2005年6月23日 TVの洋画劇場にて視聴。感想などは当時のもの) スピーシーズ2(1998年・米)   監督:ピーター・メダック/出演:マイケル・マドセンナターシャ・ヘンストリッジ他  評価…★★★★☆ <あらすじ> 火星探査中に異星生物の残存DNAを付着させて帰ってきてしまった宇宙飛行士パトリックは、それに操られ手当たり次第に性交渉を持ち種(スピーシーズ)を増殖させていく。前回活躍したプレスと前回暴れたスピーシーズ・シルのDNAに人間の遺伝子を掛け合わせて再生させたイヴを生み出し実験を重ねるローラと火星探査メンバーで唯一異星生物に侵されなかったデニスが協力しパトリックを追い詰めていく。 ---------- 文句なし面白かった!テンポが良いしエログロとも満載だし。強いて言えば、パトリックとイヴが本来の姿になって対決するシーンが暗くてせっかくのクリーチャーがはっきり見えなかったのが残念。あとイヴ(ナターシャ・ヘンストリッジ)のセクシーショットをもう少し見たかったなーとか。すいませんエロおやじで。 真面目なSFを求めている人にはいまいちなのかもしれないけど、娯楽映画を求めている人には充分満足できる作品です。
※以下ネタバレ有り 今回は1と違ってスピーシーズが男なので子供作る速度が早くて大変です。種まく方はやっぱ気楽だよねー。 イヴとパトリックが精神感応し合うところや、パトリックがレイプしかけた地球人女性を放り出してまでイヴを求めるところなどがDNAの強力さを描いていて面白い。しかし、宿主もしくは性交渉相手として選ぶにあたって遺伝子疾患のある血液を嫌うのはよくわかるのだが、それによって成体がダメージを受けるっていうのはちょっと解せないなぁ。まぁ、そういう細かいことは言わない約束ですよね。 本筋とは全く関係ないのですが、地位と名声のことしか考えていないのかと思われたパトリックの父親が意外に愛情にあふれていて、そのために死んでしまったのがかわいそうでした。