『 カンニバルシスターズ 』 ( 2003・米 )

◆  ( 2003年・アメリカ )  監督:ジョン・ハンコック  出演:アレックス・マッカーサー、セイジ・アレン、レベッカ・ハレル J・E・アレン、マリア・チーナ 他  評価…★★★☆☆       <あらすじ> ハリウッドでアーティストとして活躍するトム・ケンプトンは友人と休暇をスノーモービルで楽しんでいたが、嵐の中横転してしまう。怪我を負い、雪山で迷ってしまったトムを救ったのは二人の姉妹だった。一見して普通の姉妹。だが、その仮面はすぐにはがれ狂気が剥き出しになる。下着姿で踊る妹。嬉しそうに奇声を上げる姉。そして意識は遠のいてゆく――目覚めたトムは自分が車椅子に縛られていることに気づく! 「 もうすぐディナーよ 」 目の前に出されたのは、綺麗に盛り付けられた頭蓋骨。棚に並んでいるのはジャムや缶詰ではなく、内臓や死体の一部の瓶詰め。そして姉妹の 「 食材 」 となった数々の犠牲者たちの写真が無残に残されていた。一度足を踏み入れたら逃げられない。深い雪山のキャビンではどんなに叫んでもその声は誰にも届かない・・・。  ( 公式サイト紹介文より )
※以下ネタバレ有り※ これは詐欺です。題名もパッケージも紹介文もカンニバルを全面に押し出してるのに実は全くそんな話じゃないんです! 確かに冒頭に姉妹が人間を食べて生活してる様子は必要以上にがっつり出てますし、ここはホラー的にはなかなか良い感じなんですがが、本題はそこじゃないんですよね。しかもシスターズの片方は最初の方ですぐ死んじゃうし。全くこれだからアルバトロスは(-"-;) 虚心に見ればそんなに悪い映画じゃなくてむしろ面白い方だと思うんですが、どうしても裏切られた感が拭えなくて…。だって、アルバトロスでカンニバルであのパッケージだもん。いやが上にも期待は高まりますよ。しかも、冒頭でいい感じのシーン見せて期待感を煽ってくれてますしねえ。それで、これじゃあねぇ。 でも、ほんと悪くない映画なんで売り方を改めた方がいいと思います。これじゃ作品がかわいそうだ。ほとんどのアルバトロス作品には裏切られるのは良くわかってて、それでも、というかむしろ、そこが好きなんだけど、こういうやり口はちょっと頂けないですねぇ(T_T) ちなみに本来のテーマは呪われた血統みたいな話と芸術家 ( 創作家 )の狂気って感じですかね。 レンタル時に原題をチェックし忘れたのですが、邦題とは全然違うものであるはずです。 ( 2005年10月鑑賞 )